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「仕掛学」について2020/8/28
ここのところ本を読む!
というこを忘れていたかのように
本から遠ざかっていました。
先日、TVを見ていて面白い実験をしている番組がありました。
(所JAPANだったと。。)
最近、コロナの影響で
ティッシュ配りで、なかなかティッシュを受け取ってもらえない!
という問題に対しての解決策として、
マジックハンドを使って配ってみる!
という実験を行っていました。
最初は、道歩く人たちが
怪訝そうな眼差しで、気にはなるものの
ティッシュを受け取ることがなかったのですが
5分ほどすると、ポツポツと受け取り人が現れました。
そのうち、積極的に受け取る人も現れたのです!
普通に手渡しだった時は、30分間で2〜3人だったのが
マジックハンドの場合は30組くらい(正確な数字は覚えていませんが….)の
人たちが受け取っていました。
受け取った人たちのコメントは
「面白くて興味があった」や
「むしろ気を使ってくれて、安全だと思った」
などの意見が多数でした。
最初、私は
「マジックハンドで渡すなんて、失礼じゃないか!」
と思っていたのですが。
この結果に驚きと感心を覚えました。
実はマジックハンドの別案で
道路脇に「鏡」を置いてその前にティッシュを置く!
というのがあり、そちらも同じくらいの結果が出ていました。
これは、松村真宏氏(大阪大学准教授)の
「仕掛学」という立派な学問の成果でした。
そこで、この「仕掛学」の本を買って読んだ!
ということです。
人は、強制的に指示されるより
「つい、したくなる」シカケで
思わぬ行動をするようです。
私たちの仕事のアイデアの一つに
役立つ気がしています。
皆さんも、気になったら読んでみてください。
(本当は、読ませるシカケが浮かべばよかったのですが…..残念!)