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家族、増えました2013/9/04

Category:A-oneDiaryPrivate

猛烈な暑さが続いた7・8月、
台風の来襲と共にようやく涼しくなりつつある今日この頃。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
再び登場のDS部、Nです。

タイトルからバレバレですが、私Nは7月13日「父」になりました。
思い返すと、前回Blogを書かせていただいた「フランス縦断旅行(新婚旅行)」出発の3日前
妻から「コウノトリを捕獲した」と告げられ…新婚旅行が厳密には家族3人旅行になり、あっという間の10ヵ月。
毎月の検診で少しずつ大きくなる子供をエコー写真で見ながら、嬉しさ8割、不安2割といった感じで
日に日に「母」に成長していく妻をよそに、
男はどの時点で「父」になるものなのかとモンモンと不安を覚えたり、
妻の里帰り出産で再び「独り暮らし」の自由へ堕落しそうになったりしながら、それでも毎日毎日その日を渇望しておりました。

そして…やってきた運命のターニングポイント!
まだ生まれる気配すらなく、妻実家近くの新幹線駅まで自ら車を運転して迎えに来た妻と
「いつ生まれるんやろ?」と暢気に談笑などして、ひとっ風呂。
さてさて、寝るかなっと横をみると…!?

妻「なんか少しお腹痛いんすけど…」
私「はい?」
妻「実はさっき車運転してたら少し痛い?みたいなかんじだった」
私「はよ言わんかい~!!(その後、風呂はいって談笑して、探ナイ見てたや~ん)」
妻「でも普通初産って7、8時間かかるし…」
私「とりあえず義父さんに…」
妻「いま言うと義父さんゆっくり寝れんし」←いや気を遣うとこ間違ってるし…
私「義父さ~ん」

そして、妻家族が集結!
とりあえず、病院へ電話してみようという話になりました。

病院「陣痛の感覚は、どれくらいですか?10分になったら来て下さいね」
妻「え~と、まだ痛みも我慢できる程度です」
病院「間隔は?」
妻「…5分」
病院「即、来て下さい!」

わらわらと準備を整える間に、義父が一杯飲んでいる事が判明。
急遽、私がハンドルをにぎり病院へ
イニシャルDばりに、床までアクセルを踏みつけたくなる衝動を必死で押さえながら病院へ。
その間、妻は急激に増した痛みと必死に格闘。

ここから先は、本当にあっという間でした。
病院についた途端、あれよあれよと妻は分娩室へ直行。
私は、覚悟も心の準備も全部置き忘れ、
おそらく人生最大の痛みを体験する妻の手をただ握りしめ、励ますのみ。
(この瞬間、ほんとうに男の無力さを思い知らされます)

何度かの大きな痛みの山を上り下りしたあと
「生まれるよ」っと看護師さんの声と同時ぐらいに大きな産声が上がりました。
「父」への不安とか、モンモンとしたものなんて一瞬、産声を聞いた瞬間に吹き飛びます。
人間の本能的なスイッチが入るのか、言葉でうまく表現できませんが妻より先に涙ボロボロになってました。

もう少し病院への電話が遅ければ自宅出産になっていたとのことで
陣痛が始ってから3時間、無事に私達は「親」になりました。

思えば、昨年の結婚から1年。
最初の結婚記念日を3人で迎えられるなんて想像もしてませんでした。
いつも私達を見守って下さる周囲の方達、支えてもらった会社の仲間のお陰です。
ほんとうに、ありがとうございます!

そして、これからもN家家族をどうぞよろしくお願いします。

やや興奮ぎみの、DS部Nでした。